結論からいうと、ふるさと納税で選べる象印の加湿器は1機種しかありません。
メーカー名で検索したのに、候補がほとんど出てきませんよね。探し方を間違えたのかなと不安になった方もいるはずです。
しかも、この返礼品には申し込む前に知っておきたい落とし穴があります。
楽天のレビューを1件ずつ読んで、注文した日と届いた日を全部拾い出しました。その結果をもとに、失敗しない申し込み方を整理しています。
この記事でわかること
- ふるさと納税で選べる象印の加湿器と寄付金額
- 寄付65,000円に対する還元率の目安
- 申し込む時期で届く月が変わる理由
- 冬に間に合わないときに選べる代わりの返礼品
ふるさと納税で選べる象印の加湿器は藤井寺市の1機種
ふるさと納税で申し込める象印の加湿器は、大阪府藤井寺市のEE-RU50-WAだけです。
寄付金額は65,000円で、送料は無料。提供事業者は象印フレスコ株式会社です。
2026年8月時点で楽天ふるさと納税を調べたところ、象印の加湿器はこの1件しかヒットしませんでした。
「象印加湿器」でも「スチーム式加湿器」でも「EE-RU50」でも、出てくるのは同じ藤井寺市の返礼品です。
ここで気をつけたいのが、大阪府大東市の存在です。
大東市は象印の家電をとても多く扱う自治体です。炊飯器やオーブンレンジ、電気ケトルなど20点以上が並んでいます。
ただし、大東市のラインナップに加湿器は含まれていません。
空気清浄機やサーキュレーター、ふとん乾燥機はあるのですが、加湿器だけは対象外なんですね。
大東市で象印の加湿器を紹介している情報も見かけますが、2026年8月時点では見つかりませんでした。申し込み先を探すなら藤井寺市に絞って大丈夫です。
なぜ藤井寺市なのかというと、象印フレスコの製造拠点があるからです。
返礼品ページの地場産品基準の欄にも、その理由が書かれています。主要な製造工程を藤井寺市内で行い、付加価値の過半が市内で生じているとのこと。
単に象印の商品を扱っているのではなく、その街で作られたものが届くわけです。ふるさと納税の趣旨を考えると、こういう返礼品は気持ちよく申し込めますよね。
なお、この返礼品は数量限定2,119セットと明記されていました。
象印のスチーム式加湿器EE-RU50-WAの返礼品ページから、寄付の申し込みができますよ。
では、65,000円という寄付金額は妥当なのでしょうか。次の見出しで還元率を確認していきます。
象印EE-RU50-WAの還元率は約30%が目安
EE-RU50-WAの還元率は、約30%が目安になります。
還元率は基準にする金額で変わるので、根拠をはっきりさせておきますね。
2026年8月時点で楽天市場のショップを確認しました。EE-RU50-WAの販売価格は、約17,900円から22,900円ほど。
中心的な価格帯は19,800円あたりです。これを65,000円で割ると、約30%という計算になります。
自治体が返礼品の調達に支出する費用は寄付額の3割以内と定められているので、市場価格で見ても上限いっぱいの水準ですね。
ここで誤解しやすいのが、還元率の意味です。
還元率30%は「2万円の加湿器が安く買える」という意味ではありません。
65,000円を先に支払い、そのうち63,000円が翌年の税金から差し引かれる仕組みです。
つまり、もともと納めるはずだった税金を加湿器に変えて、自己負担は2,000円で済ませる制度だと考えてください。
この考え方が成り立つのは、控除の上限内に収まっている場合だけです。
65,000円は返礼品としてはかなり高額な部類に入ります。
上限を超えた分は自己負担になってしまうので、枠がぎりぎりの方には正直おすすめしません。
年収と家族構成で上限は変わりますから、申し込む前に一度確認しておくと安心です。年収別の目安はふるさと納税の限度額は年収いくらから必要かを解説した記事にまとめています。
枠に余裕がある方にとっては、実質2,000円で象印のスチーム式加湿器が手に入る計算になります。家電量販店で2万円出すことを考えると、使い道としては悪くないですよね。
ただし、金額よりも先に確認してほしいことがあります。この返礼品でいちばん多い不満は、実は性能ではありません。
申し込む時期で届く月が2ヶ月以上変わる
この返礼品で最も注意すべきなのは、申し込む時期によって届くまでの期間が大きく変わることです。
返礼品ページには、配送期日は入金確認後3か月以内と書かれています。
さらに、申し込みが集中した場合は発送までに3ヵ月以上かかる場合があるという注意書きもあります。
これがどの程度なのか、楽天のレビューを1件ずつ読んで確かめました。
2026年8月25日時点でレビューは31件、平均評価は2.97でした。評価の内訳が特徴的です。
| 評価 | 件数 |
|---|---|
| 星5 | 11件 |
| 星4 | 5件 |
| 星3 | 1件 |
| 星2 | 0件 |
| 星1 | 14件 |
高評価と最低評価にきれいに割れていますね。
星1のレビューを全部読んだところ、内容はすべて配送の遅さについてでした。
加湿器そのものの品質を悪く書いたレビューは、1件も見当たりませんでした。
むしろ、届くのが遅いと書いた方が「製品はとても良いものです」と追記しているほどです。
レビューに書かれていた注文日と到着日を並べると、傾向がはっきり見えてきます。
| 注文した時期 | 届いた時期 | かかった期間 |
|---|---|---|
| 2025年9月10日 | 1ヶ月半後も未着 | 不明 |
| 2025年9月22日 | 2025年12月6日 | 約2ヶ月半 |
| 2025年9月25日 | 2025年12月6日 | 約2ヶ月半 |
| 2025年12月25日 | 2026年1月14日 | 約3週間 |
| 2026年3月15日 | 約1週間後 | 約1週間 |
| 2026年7月1日 | 約1週間後 | 約1週間 |
9月下旬に申し込んだ方は、そろって12月上旬の到着になっています。
乾燥が気になり始める時期に間に合わせようとして申し込んだのに、本格的な冬に入ってから届いた形ですね。
一方で、7月に申し込んだ方は1週間かからずに届いています。
このレビューでは、3ヶ月と書いてあったので冬に間に合うように注文したところ、すぐ届いたと書かれていました。
3月に申し込んだ方も約1週間です。
つまり、遅れる原因は在庫切れではなさそうです。申し込みが一気に集中する秋に、処理が追いつかなくなると考えるのが自然でしょう。
ここから導ける結論はシンプルです。
その冬に使いたいなら、夏から初秋のうちに申し込んでおくのが正解になります。
ふるさと納税は年末に駆け込むイメージが強いですが、この返礼品に関しては真逆ですね。
寄付の申し込み自体は1年中できますし、控除の対象になるのは寄付した年です。8月や9月上旬に申し込んでも、その年の控除にきちんと使えます。
星1が14件もあると身構えてしまいますが、中身がわかれば怖がる必要はありません。時期さえずらせば避けられる問題だからです。
それでは、そこまで待って手に入れる価値のある加湿器なのでしょうか。次は中身を見ていきます。
EE-RU50-WAの加湿力とお手入れのしやすさ
EE-RU50-WAの魅力は、フィルターのいらない構造と、雑菌が繁殖しにくいスチーム式にあります。
まずは象印マホービンの公式サイトに記載されている仕様を確認しておきましょう。
| 項目 | EE-RU50 |
|---|---|
| タンク容量 | 3.0L |
| 加湿能力 | 480mL/h |
| 適用床面積(木造和室) | 約8畳まで |
| 適用床面積(プレハブ洋室) | 約13畳まで |
| 連続加湿時間(強) | 約6時間 |
| 連続加湿時間(弱) | 約24時間 |
| 消費電力(加湿時) | 410W |
| 本体質量 | 約2.4kg |
寝室や個室で使うのにちょうどいいサイズ感ですね。
この機種の構造は、電気ポットとほぼ同じです。
フタを開けて水を注ぐだけで給水が終わり、内部はフッ素加工の広口容器になっています。
フィルターがないので、交換部品を買い足す必要もありません。
実際のレビューでも、お手入れのしやすさを評価する声が目立ちました。
加湿の仕組みは、水を沸とうさせた蒸気を約65℃まで冷ましてから送り出すスチーム式です。
加熱するぶん雑菌が繁殖しにくく、超音波式のように水道水のミネラル分が白い粉になって周囲に付くこともありません。
安全面も配慮されています。チャイルドロック、ふた開閉ロック、転倒湯もれ防止構造の3つを搭載。小さなお子さんがいる家庭でも使いやすいですね。
就寝時に沸とう音が気になる場合は、湯沸かし音セーブモードで音を抑えることもできますよ。
容器に付くミネラル汚れには、クエン酸洗浄モードが用意されています。1ヶ月から2ヶ月に1回の洗浄が推奨されています。
申し込む前に知っておきたい3つの弱点
良い点ばかりではないので、弱点も正直に書いておきます。
1つ目は消費電力です。
沸とうの立ち上げ時は985W、加湿している間も410Wを使います。水を沸かし続ける方式なので、気化式やハイブリッド式と比べると電気代はかかります。
2つ目は、湿度が数値で表示されないことです。
室温と湿度を感知するデュアルセンサーは付いていて、しっかり、標準、ひかえめの3段階で自動運転してくれます。ただ、今何%なのかを画面で確認することはできません。レビューでもこの点を理由に星4にしている方がいました。
3つ目は、自動運転だと夜のあいだに水が切れる場合があることです。
強めに加湿すると3.0Lでも約6時間で使い切ります。一晩中つけたい方は弱で運転するとよさそうですね。
電気代よりも手入れの手間を減らしたい方、清潔さを優先したい方には向いている1台だと思います。逆に省エネを最優先するなら、次に紹介する他社のハイブリッド式のほうが合うかもしれません。
冬に間に合わないときに選べる加湿器の返礼品
申し込みが秋以降になってしまった方もいるでしょう。寄付枠の関係で65,000円が難しい場合もありますよね。そんなときは、他社の加湿器という選択肢もあります。
2026年8月時点で楽天ふるさと納税に出ている、寄付金額の幅が広い3つを挙げておきます。
| 返礼品 | 自治体 | 寄付金額 | 方式 |
|---|---|---|---|
| ツインバードSK-E961W | 新潟県燕市 | 18,000円 | スチーム式 |
| コロナUF-H5025R | 新潟県長岡市 | 49,000円 | ハイブリッド式 |
| ダイニチHD-C500H | 新潟県 | 70,000円 | ハイブリッド式 |
寄付金額を抑えたいなら、ツインバードの18,000円が候補になります。
タンク容量1.2Lのパーソナルサイズなので、デスク周りや小さめの寝室向けですね。
電気代を抑えたい方には、コロナとダイニチのハイブリッド式が向いています。
コロナのUF-H5025Rは、500mLと720mLの2タイプから選べます。部屋の広さに合わせやすいのが利点ですね。
どうしても象印にこだわりたい場合は、冬に活躍する別ジャンルの家電を選ぶ手もありますよ。
大阪府大東市の返礼品を見てみましょう。象印の空気清浄機PUSA35-WAが60,000円で出ています。ふとん乾燥機スマートドライRFUA10も45,000円で選べますよ。
キッチンで使うものなら選択肢はもっと広がります。象印の家電を返礼品で揃えたい方は、こちらもどうぞ。象印の炊飯器を炎舞炊きやSTAN.から選ぶ記事と、象印の水筒を人気5選から比較した記事もあわせて読んでみてください。
加湿器は1機種しか選べませんが、象印というメーカーで見れば返礼品はかなり充実しています。枠が余ったときの次の候補として覚えておくと便利ですよ。
ふるさと納税の象印加湿器に関するQ&A
まとめ
ふるさと納税で選べる象印の加湿器は、藤井寺市のEE-RU50-WAの1機種だけ。申し込む時期さえ間違えなければ、満足度の高い返礼品です。
この記事の要点
- 象印の加湿器は大阪府藤井寺市のEE-RU50-WA1機種のみ。寄付金額は65,000円
- 楽天での販売価格19,800円を基準にすると還元率は約30%
- 星1のレビュー14件はすべて配送の遅さが理由。性能への不満ではない
- 9月下旬の申し込みは12月上旬着。夏から初秋なら約1週間で届いた実績あり
年末の駆け込みが当たり前のふるさと納税ですが、この返礼品だけは早く動いたほうが得をします。乾燥が気になり出す前に、余裕をもって申し込んでおいてくださいね。

